武陽会 - 兵庫県立第二神戸中学校・兵庫県立第四神戸高等女学校・兵庫県立兵庫高等学校 同窓会

校長のご挨拶
兵庫県立兵庫高等学校長 冨田 哲浩 兵庫県立兵庫高等学校長 冨田 哲浩    

『平成27年の兵庫高校』

 この一年は、兵庫高校にとり学校全体が大きく躍動した年でした。その底流には学業に偏ることなく人を育てようとする伝統が生き続けています。

 平成27年度は文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)として採択されました。今後5年間に、生徒の科学的な思考力や社会の創造力を培う様々な取組を行うことで、国際化に対応したグローバル人材『未来の創造者』を育成しようというのが本校のSGH構想です。具体には、大学や国際機関、民間企業との連携により実際に海外に出かけてフィールドワークを行い、現代社会の抱える今日的課題の解決に向けて研究を進めることとしています。今年は7月の8日間、生徒26名、教員5名がベトナムに行き、大阪大学、大阪府立大学、兵庫県立大学の教授等の直接のご指導のもとで課題研究に取り組みました。併せて、3年間の期限付きですが外国の学校との研究活動として、ベトナムハロン市のホンガイ高校との交流を行いました。下の【写真】はリン校長(右)との交流協定締結時の様子です。初対面でも生徒同士の交流会は笑顔のはじける場面が多々見られましたが、ホンガイ高校の生徒の英語運用力は高く、今後さらに交流内容の充実のため、本校生徒も自由に英語を使えるようにならねばならないと感じました。


 次に、平成27年の最も大きな兵庫県の動きは、半世紀ぶりに実施された高校通学区域の改編でした。神戸・芦屋・淡路が一つになり、新たに「複数志願選抜第1学区」として行われた高校入試では、本校の入学生は旧神戸第2学区以外からの入学が約45%を占め、また女子の割合が56%を超えました。このことで各方面から「兵庫高校にはどんな変化がありましたか」と尋ねられることがありましたが、今のところとりたてて顕著なことはありません。学習活動に積極的なこと、学校行事に全力で取り組むこと、そして部活動にはほぼ全員が参加し日々熱心に活動しています。女子が増えたので吹奏楽部や弦楽部の部員が大きく部員数を伸ばし、クラスでもリーダーシップを発揮する女子生徒が目立ちますが、最近の傾向であり新たな変化ではありません。制度が変わりましたがそれに流されることのない不易なところがあるようです。伝統とはこういうことかもしれません。そして、通学区域が広くなり、これまで入学したくても受験できなかった地区から志願できるようになったことから「兵庫人気」が加速しています。11月に行われた兵庫県内の中学生に対する来年度の高校入試希望校調査では、兵庫高校の普通科7クラス定員280名に対して505名(1.8倍)の希望がありました。また、平成28年度に全県を通学区域として新設する創造科学科1クラス定員40名には134名(3.4倍)もの希望者があり、本校が目指す人材育成、すなわち「未来の創造者の育成」が高く評価されつつあると感じます。兵庫高校の校風や取組の特色に魅力を感じて入学を希望する生徒が増加していることに感謝しつつ、「兵庫人気」に流されず、「兵庫愛」をもった武陽人をしっかり育てるため、教職員と全力を尽くしてまいります。

 また、「沖縄の島守」島田叡氏の没後70年の今年、那覇市奥武山公園内に事跡顕彰碑が完成し6月26日に除幕式が行われました。本校でもこの70年を大きな節目として、2年生(69回生)の修学旅行を、数十年続いた信州や北海道へのスキーから沖縄方面へと変更しました。沖縄では、マリンスポーツ等の体験もありますが、新たに建立された顕彰碑と島守の塔を訪れること、さらに在りし日に島田氏の謦咳に接せられた上原徹氏(87歳)のご講演を直接伺うことを企画しました。そして主たる目的は沖縄と兵庫の友愛の絆を深め、生徒が今後も島田氏の足跡を語り継ぐことにあります。島田氏のご功績については、ポプラ新書の購読やドラマ「生きろ」の視聴により事前学習を進めてきた生徒たちでしたが、直接現地を訪れ沖縄の方のお話を聞くことで、篤くて熱い沖縄の方々の思いを感じることとなり大変意義深い機会となりました。
 今回の生徒の訪問に駆けつけて下さったのは、事跡顕彰期成会の嘉数昇明会長、嘉納勝副会長、名嘉山興武副会長、島守の会の渡久地英男会長、島袋愛子事務局長、那覇高校の森田邦弘校長、糸満高校の前新出校長らの皆様で、お一人ずつ歓迎の言葉や島田氏への思いを生徒に語っていただきました。12月とはいえ穏やかで暖かい日差しの注ぐなか、お一人お一人の思いが湧き上がるように発せられました。まっすぐな姿勢で傾聴する生徒のまなざしや表情から直接心に届いたことを感じたことで大変意義ある行事となったことを確信しました。今後の彼ら「武陽人」の成長に大いに期待するところです。

以上、平成27年の学校活動のご報告をさせていただきましたが、今後とも、武陽会の皆様には変わらぬご指導とご支援をよろしくお願いいたします。


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